過払い金が発生しているのは確かだったが、冒頭額の争いなど、いくつかの争点がでてきた。それらの争点を仮に相手に譲ったとしても、相当の金額だったので、依頼者はその金額で和解をしても構わないといわれていた。しかし、預金通帳などを証拠にしていくつかの仮定の計算式も示して、争った。最終的に相手方の譲歩もあって和解が成立したが、裁判所から「仮に判決にした場合には、この和解金よりは下がったと思いますよ」といわれたことが印象に残っている。