この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
先祖代々の土地を売却する場合、移転登記が何代も前から未了のため売却できないケースがあります。その場合、大量の戸籍を遡り、生存する相続人を特定し、遺産分割協議をする必要があります。また、相続人が大量にいる場合、自身の相続分が細分化されており、多額の代償金を支払う必要が出てきます。
解決への流れ
かかる負担を回避するため、相続人の特定後、各相続人と交渉し、相続分の譲渡を受けることが望ましいです。それにより、自身の相続分が増大し、遺産分割協議の際の代償金を少なくすることができます(相続放棄してもらうだけではその他の相続人の相続分が平等に増大するだけですので、混同されないようお気をつけください。)。
何代も前に遡って大量の戸籍を取得するのは、一般の方には大変困難な作業となります。また、相続分譲渡の交渉は親族間の感情がからむ大変デリケートな問題となるので、第三者による交渉が望ましいかもしれません。まずは1度専門家にご相談されることをお勧めします。弁護士 関根 翔